神戸の夜
- 神戸の夜景はとにかく凄い、と言うことは確かに聞いていた。しかし、ビルが立ち並んで、ターミナル駅があって、繁華街もあってだと、夜になると光に包まれるのは当たり前の話ではないだろうか。
- そんな漠然としたイメージしか無く、夜景なんて何処も同じだろうと思っていた。そんな矢先の神戸旅行が決まった。
- 主に三宮や元町を巡る、買い物や美味しいもの巡りの旅行であり、殆ど観光目的ではない。が、神戸は海が近くて綺麗だと言う同行する友人の言葉もあり、ホテルは海の近い少しだけ豪華なホテルを選んだ。
- ビジネスホテルよりかは小さな贅沢をしようという意気込みだった。
- 昼間の神戸の町並みは、至って何処にでもある景色だった。人がごった返し、店が立ち並び、馴染みのファストフード店やレストランもあれば、見慣れない店も立ち並んでいて、様々。
- 夜になるとがらりと雰囲気が変わるのは、大阪も京都も一緒ではないだろうか、とこの時はまだ考えていた。
- しかし、実際に夜になってみると、その景色は本当に変わって見えた。町中を歩いているだけで、光の照らされ方が違う。なんだかおしゃれな雰囲気を醸し出している。
- ビルのてっぺんにある看板でさえもおしゃれに光っているようにみえる。車のライトでさえも。神戸の町並みがそう演出しているように見えた。
- 確かに昼と夜では大きく顔が違う。漠然としていたイメージは、一新された。 「六甲山から見える景色はもっと凄いらしいよ」
- と友人は言っていたが、生憎時間はない。また次の機会を狙おう。真上から見下ろす夜景は、絶景以外何もでもないことは、容易に予想できた。
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